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朴前大統領の最後の日程は、昨年弾劾された日(12月9日)に行われた首相や省庁長官との懇談会だった。

白書の執筆は、朴槿恵大統領の秘書室で担当した。カン・ソクフン元経済首席秘書官、ホ・ウォンジェ元政務首席、ヒョン・デウォン元未来戦略首席などが執筆・監修に名を連ねた。白書を印刷して配布した文化体育観光部は内容には関与しなかったという。

昨年末から始まった白書の執筆は、今年5月に完了され、7月末印刷を終えて8月から公共機関を対象に配布されている。

文体部の関係者は「通常、政権末に白書が発刊されるが、今回は弾劾という特殊な状況があっただけに、発刊するかどうかをめぐって議論になっていた」とし、

「“政策”は記録に残すことに決定しており、そのため『国政白書』ではなく『政策白書』に限定して政治的な内容を除いて発刊することになった。(政権交代後)現政府も発刊の決定に同意した」と話した。

同関係者は「白書発刊の予算5億ウォン(約4800万円)は、執筆者の原稿料」で、「(大統領府関係者を除いた)外部の執筆者に支給される予定」だと話した。白書には、朴槿恵政権の大統領府関係者らの名前だけが書かれており、外部の執筆者リストは載っていない。

ソン・ギョンファ記者

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朴槿恵前大統領の海外歴訪を「55万8268キロの偉大な旅路」と表現した朴槿恵政権の政策白書=ソン・ギョンファ記者//ハンギョレ新聞社
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朴槿恵政権の政策白書に盛り込まれた朴槿恵前大統領の写真。2015年8月27日「創造経済革新センターフェスティバル」の開幕式に出席した朴元大統領の姿(右)=ソン・ギョンファ記者//ハンギョレ新聞社

(おわり)