中国の社会主義制度の転覆をあおり、国家の安全に危害を加えたとして、国家政権転覆扇動罪に問われた著名な人権派弁護士、江天勇氏(46)の初公判が22日、湖南省長沙市の中級人民法院(地裁)で開かれ、江氏は起訴事実を認めた。

起訴状によると、江氏は人権派弁護士の一人、周世鋒氏が昨年8月に国家政権転覆罪で実刑判決を言い渡された後、外国メディアに対して中国の司法機関を批判、政治的な悪影響を及ぼしたなどとされた。周氏は2015年7月、中国当局に連行されていた。

地裁は短文投稿サイト「微博」で初公判の動画を公開した。江氏の違法性を強調する狙いがあるとみられる。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170822/wor1708220041-n1.html

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江天勇氏