「韓日中子ども童話交流2017」(韓国教育省主催、毎日新聞社主管)は6日目の22日、韓国・済州島で、3カ国の小学生100人が「音」をテーマにして創作した絵本を発表した。

子どもたちは3カ国混成で10班に分かれ、班ごとに1冊作製する。21日に1人1ページずつ、文章と絵を仕上げた。この日は製本をした後、発表会で、班ごとに担当したページを読み上げた。

三つの国の友達が新しい音を探して旅に出る話や、楽しい音楽が出てくる井戸の音を盗んだ魔女をやっつける話など、いずれもユニークなストーリーが紹介された。

韓国の小学6年、李雅淵(イアヨン)さん(12)は「物語の展開を巡って意見が異なることがあったが、話し合う中で一つにまとまっていく過程が気持ちよかった」。

東京都葛飾区の小学6年、渡辺小梅さん(11)は「落ち着いて読めた。一緒に考えて作った本をみんなで読んで、さらに心が通じた」と満足そうだった。【西村哲治、写真も】

https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/117000c