横須賀基地配備の米艦艇の相次ぐ事故を受け、海上自衛隊トップの村川豊海上幕僚長は22日の記者会見で、「(ミサイル防衛への)影響が全くないとは言えない」と指摘した。

海軍全艦隊の一時運用停止の命令にも触れ、「米海軍と情報共有し、穴があかない態勢をつくりたい」と強調した。

防衛省などによると、海上自衛隊が保有する弾道ミサイル防衛(BMD)対応のイージス艦は4隻。

年内にも5隻態勢となる見通しだが、北朝鮮がミサイル発射計画を発表するなど態勢強化が求められている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082201116&;g=prk


北ミサイル「迎撃難しい」で一致…森本・伊藤氏

森本敏・元防衛相と伊藤俊幸・元海将が22日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、北朝鮮の弾道ミサイルについて議論した。

北朝鮮が日本上空を通過して米領グアム周辺に弾道ミサイルの発射を予告していることについて、森本氏は「米国が対話の道筋を作ることがない限り、実際に発射すると思う」と予測。

伊藤氏は「ちょっとぶれただけで本当に米国の領海に入る。(米国が)自衛権行使を宣言する根拠になる」と指摘し、発射しない可能性に言及した。

両氏とも、日本の現在のミサイル防衛態勢では「迎撃が難しい」との見解で一致した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170822-OYT1T50123.html