駐ロシア北朝鮮臨時代理大使ジン・ジョンヘプ氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、北朝鮮は21日に始まった米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン(UFG)」を注視しており、挑発行為があった場合には先制攻撃する用意があると述べた。

またジン氏は「グアム攻撃の準備は終わった。すべては米国が賢明な行動をとるかにかかっている。もし米国が賢明に行動しなかった場合、全世界を前に朝鮮半島で新たな侮辱を受けるだろう」と語った。

ジン氏はまた、米韓合同軍事演習について、「演習には米軍と韓国軍から膨大な数の兵士が参加していることを考慮した場合、同演習がある瞬間に本物の戦争に発展しないと保証できる者は誰もいない」と指摘した。

21日、韓国で米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン(UFG)」が始まった。演習には、韓国軍からは約5万人、米国軍からは韓国外の約3000人を含むおよそ1万7500人が参加している。

https://jp.sputniknews.com/asia/201708224010423/


北朝鮮は自衛的核抑止力協議せず、米国が敵対策維持なら=外交官

[ジュネーブ 22日 ロイター] - 北朝鮮の外交官の朱勇哲氏は22日、ジュネーブで開かれている国連軍縮会議で、北朝鮮は自衛的核抑止力について決して協議しないとの立場を表明した。

同会議では米国のウッド軍縮大使が、トランプ政権の最優先課題は北朝鮮の「高まりつつある脅威」から米国と同盟国を守ることであり、米国は「あらゆる能力を自由に駆使する」用意があると発言。

これに対し朱氏は、米国による核の脅威に常にさらされているとに認識を示し、「北朝鮮による核抑止力強化と大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発は、こうした現実的な脅威に直面するなか正当的で合法的な自衛のための選択肢である」と述べた。

そのうえで「米国が敵対的な政策を維持し、核の脅威が継続する限り、北朝鮮は自衛的核抑止力について決して協議しない」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/kp-us-nuclear-diplomat-idJPKCN1B21MI