>>1の続き)

竹がまっすぐ高く育つのは中間に節があるからだ。韓中関係も正しく節目をつけて「ニューノーマル(新しい基準)」を準備しなければいけない。そうしてこそ現在経験している成長痛が歴史的な意味を持つことになる。習近平主席は機会があれば92年の韓中国交正常化当時の初心に戻ろうと強調する。

振り返ってみると、乱麻のようだった国交正常化当時のもつれを解いたのも、未来を眺める両国指導者の戦略的な目と政治的な決断だった。今ここでもう一度その経験と教訓を呼び起こす必要がある。

李熙玉(イ・ヒオク)/成均館大政治外交学科教授/成均中国研究所長

(おわり)