友好国の「中国」に米軍事機密を渡してもスパイ罪は適用されず・・・ 釈放

【韓国】 米原潜やTHAAD軍事機密情報を中国に流した少佐に「スパイ罪適用不可能」と国防長官--2015/07/13
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/13/2015071302693.html
2013年6月と2015年2月に、中国にSDカードで米軍情報やTHAAD等の情報を渡した海軍少佐
中国にTHAADミサイル機密情報と米原潜韓国配備情報を中国に流して拘束された海軍少佐に
スパイ罪で起訴には、韓民求(ハン・ミング)国防大臣は「スパイ罪を適用することは難しい」とした。

13日の国防委全体会議でユ・スングミン議員(セヌリ党)は、「海軍少佐が中国側から金をもらい
軍事機密を渡したことは、スパイ行為でないのか」。「また少佐は機密スパイ情報を取り扱う特
殊機関の少佐であり、これは韓国軍が腐さっている」と批判した。

これに対して、韓民求(ハン・ミング)国防長官(国防大臣)は「法的判断の問題で海軍少佐に
スパイ容疑を適用することは不可能」と述べた。理由は刑法上のスパイ行為の対象が、「敵国
=北朝鮮」に限定されており、中国など友好国の第三国に国家機密を漏洩してもスパイ罪の
適用は出来ないと回答した。

韓民求(ハン・ミング)国防大臣は、「中国・米国」は親密な軍事友好国と認識しており、中国軍
に機密情報を提供しても問題は無いとした。

また、中国は軍事的に「韓国の重要な友好国」であり、情報を渡した中国人についての調査等
は中韓の軍事的友好関係に支障をきたすので行わないとした。

韓国国防省検察は海軍少佐Aを「軍事基密保護法」及び「機密漏洩」の疑いで、10日に拘束さ
れ起訴された。 海軍少佐は中国に2009-2012年に4年間軍事研修で中国軍に留学。今年1月、
再び中国軍に軍事研修で中国に行ったときに、中国の機関要員に米軍機密と軍事機密を流出
した疑いを受けていた。