知的障害の実の娘を性暴行した実父に懲役12年

春川地裁「娘の苦痛は大きく厳罰は必至」

位置追跡装置つけ自宅で「悪行」

知的障害のある実の娘に8年間酷いことをした人面獣心の50代に重刑が下された。春川地裁刑事第2部は、性暴力犯罪の処罰及び被害者保護などに関する法律違反と性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反容疑などで起訴されたA(53)氏に懲役12年を宣告したと31日に発表した。

裁判所はAさんの個人情報を10年間公開して、20年間の位置追跡電子装置の装着を命じた。

A氏は2009年の春、自分の家で知的障害3級の実の娘(当時12歳)の服を剥ぎ強制的に性暴行した。彼の悪行は娘が大人になった今年の初めまで8年も続いた。 A氏は3月4日の午後、娘を動けなくした後、性暴行しようとしたが、ドアを開けて入ってきた自分の父親にばれて未遂に終わった。

特に3回も性暴行犯罪の前科があるA氏は、位置追跡電子装置を取り付けた状態で実の娘を性暴行したことが分かった。自分の家で行われたA氏の犯行を防ぐには位置追跡電子装置も大きな意味がなかった。

裁判に持ち込まれたA氏は、弁護人を通じて自分も知的障害3級で物事を弁別したり、意思を決定する能力が低下するなど心身微弱の状態だったと主張した。

しかし、裁判所は「軽度の知的障害状態だが、基本的な社会規範や習慣を適切に理解できるとして、長期間自律防犯隊員として奉仕していた点などから見て、犯行当時心身微弱の状態だったとは見られない」と判断した。

続いて「父親の義務を捨て、自分の歪曲された性的欲求を解消しようと犯行を犯したこと、12歳から20歳までの8年間の継続的な犯行で被害者である実の娘が非常に大きい精神的、肉体的苦痛を受けただけに厳しい処罰は避けられない」と付け加えた。

ソース:韓国日報 2017.08.31 15:26(韓国語)
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