2017-09-05 13:12

 中国ネット上では日系車を購入する中国人消費者を「売国奴」呼ばわりする声が根強く存在する。こうした声はあくまでもごく一部の中国人による主張ではあるものの、日系車を購入することに強く反対する中国人がいるのは事実だ。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立などで日中関係が緊張していた頃は、日系車の販売が落ち込むこともあったが、日中関係が小康状態にある現在は日系車の質が高く評価され、販売も好調を維持できている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日系車はまるで「罵られれば罵られるほど、販売を伸ばすかのようだ」と主張し、日系車が売れることを望まないのであれば「日系車を罵るのは、もうやめたほうが良いかもしれない」と論じている。

 記事は、中国で人気が高い日産・シルフィを例に挙げ、「ネット上にどれだけ罵りの声が増えても、販売台数が落ち込むどころかむしろ人気が加速している」と指摘。そもそもシルフィは現在のモデルが販売されてからずっと好調な販売を維持しているとし、こうした好調さの背後には「明確な理由」があるはずだとした。

 続けて、シルフィは外観のボディラインが美しく、車内空間は広々としていてシートも非常に快適だと指摘。実用性と経済性も兼ね備えていて、コストパフォーマンスも高い車だとし、「若者たちが中国自動車市場を支える主力となるなか、シルフィは若者たちに支持されるクルマ作りができている」と指摘、これが「罵られれば罵られるほど、販売を伸ばすかのように映る理由」であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)(イメーシ゛写真提供:(C)yencha/123RF)

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