2017年9月6日 13時12分 J-CASTテレビウォッチ
http://news.livedoor.com/article/detail/13574877/

6度目の核実験で「水爆」の小型化を達成したと公言する北朝鮮に対抗して、韓国の宋永武・国防相が明らかにした「斬首作戦」が、波紋を呼んでいる。金正恩委員長を暗殺・拘束する部隊を創設するというのだ。本来なら、極秘に進められるはずの構想を、明かした意図は何なのか。

韓国のKBSは昨日5日(2017年9月)、「北のICBMが平壌から東に移動中」と報じた。北朝鮮の建国記念日である9日に向けて、新たなミサイルの発射準備をうかがわせる。対抗する韓国は、日本海に護衛艦を展開して、砲撃訓練を行った。

そんな中、一昨日(4日)の国会で宋国防相が、「斬首作戦」を明かした。12月1日に特殊部隊を編成し、来年(2018年)末には作戦可能になるという。部隊は陸海空合同で編成し、1000人〜2000人規模。「斬首」とは、文字どおり首を斬ること、挑発を続ける北の金正恩委員長を排除するというものだ。

かつて米中央情報局(CIA)が中南米で、幾つかの政府転覆を図った例はある。リビアのカダフィ大佐を空爆したこともある(未遂)。また記憶に新しいのでは、「アルカイダ」のウサマ・ビンラディンを米のネービー・シールズが2011年、パキスタンで殺害したケースがある。

しかし、一国の政府が敵対する国の指導者を直接狙ったという話はあまり聞かない。また、たとえ試みはあったとしても、それを公言するというのが解せない。昨日の報道を見たときに抱いた最大の違和感はそこだ。それと、現在の緊張状態を前にして、随分と悠長な計画だなと。さて、これをどう見るか......。

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