※釜山のクラブスタッフに暴行された後、救急車で
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2017年9月5日、韓国・ハンギョレなどによると、20代のインドネシア人女性観光客が「韓国の釜山にあるクラブで職員から暴行を受けた」という内容の文章をSNSに掲載し、波紋が広がっている。

インドネシア人女性(21)はこのほど、血だらけになった自身の顔写真と共に、「1日午後11時ごろに友人らと釜山・西面にあるクラブを訪れた際、入り口で身分証を確認していた職員から暴行を受けた」と主張する文章をSNSに掲載した。女性は「クラブの韓国人職員が無礼で、何の理由もなく人種差別的な態度を取った」とし、「一緒にクラブを訪れたインドネシア人の友人の身分証を投げ捨てたりもした」と明らかにした。これに対して女性が抗議すると、職員は女性の顔を何度も手で殴って暴行を加え、血だらけになった女性は友人らの助けで病院に運ばれたという。文章で女性は「人種差別に基づく無差別な暴力」である点を強調している。

この書き込みがインターネット上で物議を醸すと、同クラブはSNSに「人種差別的な意図はなかった上、職員らも何度か暴行を受けた」と書き込んで反論し、「誤解が生じかねないため、こちらも最大限健全かつ原則的に対応する」との考えを明らかにした。

同事件を捜査中の釜山鎮警察署は「双方の供述が食い違っているため慎重に捜査を進めていく」と述べた。

これに対し、韓国のネットユーザーからは

「同じ韓国人として恥ずかしい。なぜ血だらけになるまで人を殴れるの?」
「口論になったとしても男性は手を出すべきでない。女性を、それも外国人観光客を暴行するなんて」
「女性だから殴ったのだろう。クラブでセクハラをする外国人男性観光客には何も言えないくせに」

などクラブの職員を批判するコメントが数多く寄せられている。

また、「韓国は想像を超えるほど人種差別が深刻な国。これは認める」と主張する声も。

一方で

「この世界に人種差別のない国は存在しない。外国を旅行する時はそれを理解した上で行動するべき」
「女性側の主張だけを鵜呑みにしてはいけない。何か理由があったかもしれない」

などと指摘する声もみられた。


2017年9月7日(木) 0時40分
http://www.recordchina.co.jp/b184976-s0-c30.html

※ハンギョレ新聞(韓国語)
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/809721.html