昨年9月12日、マグニチュード(M)5.8の地震が発生した慶尚北道・慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)地域は、1年が過ぎようとしている中、次第に安定を取り戻しつつあることが明らかになった。 

  韓国地質資源研究院(地質研、KIGAM)は7日、ヒルトン慶州で開かれる「9.12地震から1年、地震防災対策の今日と明日」をテーマにした国際セミナーで、過去1年間にわたって実施してきた地震調査の結果を発表する。 

  地質研は昨年9月、慶州でM5.8の地震が発生した後、緊急調査チームを投じて慶州近隣の震央一帯の調査を実施した。その後、日本の産業技術総合研究所の研究陣と共同で慶州地震の震央周辺の地震資料を使って断層破裂過程を追加で分析した。この調査を通じて地震の方向などを明らかにした。 

  地質研は1年間の余震を通じて応力がある程度解消され、慶州地震が次第に落ち着きつつあると分析した。ただし、韓半島(朝鮮半島)の地震環境を考慮すると、いつでも中規模地震は発生する可能性があり、備えが必要だと指摘した。 

  地質研のソン・チャングク国土地質研究本部長は「最近では慶州でM2.0〜2.5以上の有感地震が発生しなくなり、ある程度応力エネルギーが放出されたとみている」とし「ただし、プレートの境界ではなく内部でもM5.0以上の地震が発生する可能性は今なお残る」と述べた。

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[ⓒ 中央日報日本語版]2017年09月07日 07時29分

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昨年9月12日、M5.8の強震が発生した慶州地域で復旧作業が行われている様子