日本で短文投稿サイト「ツイッター」を運営するツイッタージャパン(東京都中央区)が入る東京スクエアガーデン前の歩道で8日、百人前後が「差別ツイートを野放しにしないでください」などとツイッター社の差別表現の取り扱いに抗議した。

東京スクエアガーデン前の歩道には、参加者らが「差別ツイート」を印刷した紙をびっしりと並べ、幅約5メートル、長さ約40メートルほどの「差別ツイートの道」ができた。

参加者らによると、同社が差別ツイートを放置しているため、自分たちも路上に差別ツイートを「放置」したのだという。「皆さんもどうぞ踏んで下さい」と参加者が呼びかけたが、オフィス街を行き交う人は迂回して歩く人が多かった。

今回のイベントは、フリー編集者の野間易通(のま・やすみち)氏が主宰する「対レイシスト行動集団」や東京MXテレビの「ニュース女子」の番組内容が沖縄を差別していると抗議している辛淑玉(シン・スゴ)氏(58)らが共同代業を務める市民団体「のりこえねっと」などがツイッターで参加を呼びかけ、当日も刻々と現場からの状況をツイートやリツイートした。

「差別ツイート野放しやめて」と書かれたボードを無言で掲げるなどの抗議が中心だったが、川崎市でヘイトスピーチ反対運動などをしている崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(44)も姿を見せ、「ツイッター社の良識を信じています」などと訴えた。

道を埋めた「差別ツイート」をごみ箱に入れるパフォーマンスでイベントは終わった。

野間氏は今年2月、「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子(がなは・まさこ)さん(28)を「汚物」「嘘つき」「国賊」などと罵倒し、同社からアカウントを凍結された。

参加を募ったツイッター上の呼びかけでは、同社は差別排除の姿勢が乏しく、逆に差別に反対するアカウントがロック、凍結されていると非難している。

■主催団体が差別だと主張するツイート(一部を抜粋)

「朝鮮人がテロを企てる限り、同じことは何度でも起こります。日本人はテロを許しません」

「嫌なら祖国へ帰れ」

「支那の地震で大勢の方が亡くなったが、間違ってもざまあみろとはいえない。ところが東日本大震災の時、多くの支那人と朝鮮人はざまあと嘲笑いやがった!このクソ共、死んでも忘れんぞ」

「アホなのかね。ミサイルを撃ち込んできた当事者たちが必死に『総連を守れ。朝鮮学校を守れ』と涎を撒き散らしながら叫んでいる」

「法律に則って生活してんだったら、なんで簡単に帰化できないんかな」(WEB編集チーム)

http://www.sankei.com/life/news/170908/lif1709080047-n1.html

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「差別ツイート」としてツイッター社が入るビル前の歩道に敷き詰められたツイート=8日、東京都中央区(三枝玄太郎撮影)
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「差別ツイート野放しやめて」などと書かれたボードを掲げる人=8日、東京都中央区(三枝玄太郎撮影)
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ツイッター社日本支社が入るビルの前で「NO HATE」などと書かれたボードを掲げて抗議する人たち=8日、東京都中央区(三枝玄太郎撮影)
http://www.sankei.com/images/news/170908/lif1709080047-p5.jpg
ツイッターのマークが大書されたボードを立てる人たち=8日、東京都中央区(三枝玄太郎撮影)