「グリーン小池」衣の下から“全体主義の鎧”が見えてきた

東京都の小池百合子知事が、関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者を慰霊する9月1日の式典への追悼文送付を今年から取りやめた。

記者会見で虐殺事件についての認識を問われると、「さまざまな見方があるととらえている。歴史家がひもとくものではないかと思っている」と述べ、有無を明言しなかった。怒りを感じたが、驚きはあまりなかった。衣の下の鎧(よろい)が見えてきたという感じだ。他にも「衣の下の鎧」を感じることがある。

「都幹部の執務室で話していると、庁舎が揺れ、きしむような音が聞こえてきた。地震かと身構える私に幹部…

以下ソース

ソース:毎日新聞 2017年9月11日
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20170908/biz/00m/010/003000c

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2015/11/25/20151125biz00m070036000q/41.jpg