海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」は9月29日〜10月1日に、沖縄県周辺の海域などで米原子力空母「ロナルド・レーガン」と共同巡航訓練を実施した。船団を組んで航行し通信・連絡の訓練もした。自衛隊と米軍の一体運用をアピールし、弾道ミサイル発射などの挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙いがある。

 米海軍からは原子力空母ロナルド・レーガンを中心に、ミサイル駆逐艦や巡洋艦で構成する「第5空母打撃群」が参加した。沖縄周辺から台湾南部とフィリピン間のバシー海峡を通り抜けて南シナ海へ航行。潜水艦や戦闘機への対処も訓練した。

 海自護衛艦と米空母の共同訓練は今年に入って7回目。

2017/10/2 16:03 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21779360S7A001C1PP8000/