古谷の渡部昇一論は読み込みが足らないので補足しておく。

まず渡部の東京裁判批判は「罪刑法定主義に反する」という一点に集約できる。
これは事後法は無理というだけの話で、日本の戦争の評価とは関係がない。
ぶっちゃけた話「やったことは悪いが、事後法で裁けないだろw よって無罪な」と言ってるだけ。
ただ、これも日本がそういう態度を実際取った場合、連合国は戦争に訴える権利があるので
実際には戯言に近い(「敵国条項」がそれ。日本はパリ不戦条約の保護を受けられない)

また植民地定義については「国政選挙の選挙区が設定されてない」領土は植民地である。
これは国際的な定まった定義であり、これ以外で語る必要がない。
アメリカ独立戦争の標語「代表なくして課税なし」。