イシグロ氏 文化勲章? 日本人は蒙昧と国際宣伝したいらしい

日本人は自分の見識で人の能力を判断することができない。
他人、特に権威ある筋が認めたものを無批判にありがたがる、という傾向があります。

イシグロ氏が日本人であるか、否かというような議論の前に、ノーベル賞とったから文化勲章をあげましょう、
というのは政府と、審議会が見識も無い、頭の悪い無能の集まりであると世界に宣伝するようなものです。

黒澤明や坂本龍一が海外で評価されると途端に
「世界のクロサワ」とか「世界のサカモト」と日本のメディアもてはやす。これも同じでしょう。

日本のアート界ではコレクターが自分の審美眼を信じて、新人の作品を買うことがすくないです。
欧米で評価されたり、何かの賞をとった作家の作品を買いたがります。
これが日本で新人が育たない理由の一つにもなっています。

海外では新人を発掘して、人気になればその絵を売って利益を上げ、
更にコレクションにつぎ込むという人も少なからずいます。

また海外ではアーティストが死ねば作品の価値や値段が上がるのが普通ですが、我が国では逆に下がったりします。
それは画壇のボスに権力と権威があるから値段が上がって、死ねばそれが無くなるからです。
そんな作品に大枚はたくだけの価値があるでしょうかね?

ノーベル賞をとったから我が国でも勲章とか、●○栄誉賞とか、名誉県民にするとかいうのは、
自分たちには文化を理解する能力も、感性も、センスもなく偉い白人の旦那方が褒めるものなら、
牛のクソでも褒めますというようなものです。

自分たちの無能さを、そこまでして世間に宣伝する必要があるのでしょうか。

いい加減、海外で権威ある賞をとったから我が国でも表彰しようとか、勲章だそうとかいう土人根性から脱却して欲しいものです。
こういうことをやっていると海外から尊敬されません。

それともこういうのを「クールジャパン」というのでしょうかね。
感性や品性、センスが寒すぎるという意味では確かにクールでしょうけどね。

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