現在の日本にA級戦犯などというものは存在していません。
「A級戦犯」は以下の経緯で赦免され、名誉を回復されています。

1951年の平和条約により、日本は主権を取り戻します。
その条約では、裁判参加11ヶ国の過半数が同意すれば、日本政府は
受刑者の赦免・減刑ができるとなっていました。そして1958年、
その11ヶ国から、連合国が言うところの戦犯者を免除する通知が出
ています。

国内的にも、4000万人にも登る国民の署名により、国会で彼らの赦免
が決議され、服役中の死亡は「公務死」、逮捕者は「抑留又は逮捕され
た者」とし、恩給や社会的な権利も復活され、社会的な名誉も回復され
ています。

この時点で、いわゆる戦犯は存在しなくなりました。
以上のことから、日本人で安易に戦犯という言葉を使用している人は歴史
を知らない人か勉強不足の人ということになります。

すなわち、連合国側からも日本国内からもいわゆる戦犯という存在はこの
時点でなくなったのです。