>>89
ハングルは作られたものの、あまり使われた形跡がない。
文士たちがハングルは女子供と庶民の文字と軽蔑したのが理由の一つ。
もう一つの理由は漢字以外の文字を作って宗主国の中国(明・清)に独立を企ててると思われのを恐れてたというのもあるそうだ。
痛快小説「ホンギルトン」はハングルで書かれたものだった。
その他小説が数冊あったようだが、それだけしかない。
ちなみに中国・韓国では小説とは下らない文章で、立派な文章は大説と呼ばれた。
(大説は儒教に関する文章や天下国家を論じたものだったそうだ)
李朝時代の仏教は賤民階級のものだった。
その他には、芸人なんかが台本を書き留めるのにハングルを使っていたようだ。
つまり李朝時代、ハングルは両班階級の婦女子と賤民階級で文字を必要とした人たちしか使っていなかったようだ。
多くの人たちは賤民と思われるのが嫌で、ハングルを避けていたという。