百済義慈王の王子の禅広(ZENKOU)は、新羅・唐の連合軍によって祖国が滅亡し、日本に亡命してきた。
そうして天皇に仕え、天皇から「百済王」という姓を賜った。
百済王敬福(KEIFUKU)が建てた「百済王神社」

百済王敬福(KEIFUKU)は陸奥(MUTSU)という日本の東北地方に赴任させられた。
当時の感覚では、南極のような僻地だ。

百済王敬福(KEIFUKU)は陸奥(MUTSU)で黄金を産出し、天皇に献上した。
天皇はとても喜び、敬福(KEIFUKU)を従5位から従3位に昇進させた。

百済王の冠位は、それまで100年間、ずっと「5位」でした。
それが、「3位」になったという事は、大出世です!

日本株式会社(社長・天皇)として例えてみます。
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天皇

皇族

正1位
従1位
━━━━━━━↑役員クラス↑━━━━━━━━━━
正2位
従2位
正3位
従3位←昇進した冠位
正4位
従4位
━━━━━━━↑部長、課長クラス↑━━━━━━━
正5位
従5位 ←百済王の基本の冠位
正6位
従6位
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要するに「黄金を献上したので、百済王を係長から課長に昇進させた」という意味です。
日本株式会社(社長・天皇)で、百済王の基本冠位は係長クラスでした。
繰り返しますが、百済王の日本の冠位は基本的に「5位」です。
ところが、江戸時代に日本に来た象は・・・。

1728年6月7日、ベトナムから中国の貿易商が連れてきた象。
1729年4月26日に京都、5月25日には江戸に到着。
京都では、象が天皇に謁見する際、「従4位」の官位が与えられた。

なんと!象は「4位」を与えられていました!
「象」>「百済王」

「百済王」氏はその後、MIMATSUという姓に改名し、
現在でも存続しています。今は、日本に8万ある神社の1つの前出の「百済王神社」の神主をしています。