現代自動車のサーキット(自動車レース場)用レーシングカーが初めて出場した国際大会で優勝をさらった。

現代自動車は、同社初の販売用サーキット・レーシングカー「i30N TCR」が6日から8日まで中国浙江省の浙江インターナショナル・サーキットで行われた「TCRインターナショナル・シリーズ」第9回大会に出場し、初の決勝レースで1位になったと10日、発表した。

TCRインターナショナル・シリーズは量産車ベースのサーキット大会で、世界各国を回りながら年間計10回開催される。今回の第9回大会では合計2回の決勝レースが行われ、このうち1回で初めて大会に出場した現代自動車が優勝したものだ。

今回の大会にはアウディ「RS3 LMS」、フォルクスワーゲン「ゴルフGTi」、ホンダ「シビックType R」など21台の世界的な自動車メーカー各社が作った車が出場していた。

自動車業界や現地では、現代自動車のレース優勝を異例なケースだと受け止めている。業界関係者は「現代自動車は今回の大会に初めて出場し、スタート順も13番目だったのにもかかわらず、1位になった。それだけ自動車の性能が高いということだ」と語った。

i30N TCRは、現代自動車が今年末にヨーロッパで発売する予定の高性能車「i30N」をベースに開発された。

高性能車とは、エンジン性能などいくつかの重要機能が基本的な車種よりも大幅に高くなっている車を意味する。2.0リットル・ガソリン・ターボ直噴(GDi)エンジンをレース用に改造し、6速シーケンシャル・ギアを採用、最高出力は約330馬力だ。

金城敏(キム・ソンミン)記者

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