韓米ミサイル指針が韓国の研究用宇宙発射体の開発を制約しているという主張が出された。 

  国会科学技術情報放送通信委員会の金京鎮(キム・ギョンジン)議員は12日、政府果川(クァチョン)庁舎で開かれた科学技術情報通信部の国政監査でこのように指摘し、韓米ミサイル指針の廃止を求めた。 

  金議員が航空宇宙研究院から提出させた資料によると、韓米ミサイル指針に基づいて韓国は固体燃料の開発を禁じられていることが明らかになった。海外では、全段を固体エンジンで構成して小型衛星の打ち上げに使っており、固体ブースターによって発射体の性能を向上させている。また、固体エンジンを上段に配置して月面探査や惑星探査任務などに利用している。 

  金議員は「韓国はこのような固体エンジンの使用が不可能」とし「韓米ミサイル指針によって我が国の固体推進剤の使用は禁じられているため、韓国型発射体はすべて液体エンジンのみ使っている」と指摘した。 

  金議員は「国際的条約や協定でもなく、単なるガイドライン上にある数行のせいで、大韓民国の自主国防と航空宇宙産業の発展が完全に遮断されている」とし「韓米ミサイル指針の即刻廃棄宣言が急がれる」と強調した。


[ⓒ 中央日報日本語版]2017年10月13日 06時31分
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https://i.imgur.com/7OWNFDr.jpg
75トンエンジンの燃焼実験(写真=韓国航空宇宙研究院)