>>716
伝統という言葉が憲法前文に書かれている国というのは結構あって、中国韓国ロシア他いくつかあるのだってね。伝統というのは元々ローカルな理念であって、普遍的原理にはならないものであるね。
今の日本国憲法も人類普遍の原理に基づいて制定されたと書いてあるわけで、普遍的原理と伝統という概念はやはり折り合いが悪いね。
やはり憲法前文で普遍的理念、および神について言及してるのは欧米諸国がほとんどであるな。
日本の民主主義は借り物という話があるが、民主主義が借り物なのは、理論的には欧米以外みなそうであるといえるね。
欧米にように自信を持って自前の民主主義をつくりあげてきたと言える国は欧米以外にないわけで、そういう国は日本に限らず、伝統という理念にたよることはあるといえるな。
中国やロシアは民主主義より進んでるとされる共産主義によって欧米より進んだ体制になろうと目論んだが失敗したと言えるねw
憲法には普遍的原理のみを記すのが最も正しいあり方とするならば、伝統という概念を憲法にいれるのは間違いであろう。
しかし欧米の普遍的人権の理念が絶対的に正しく、歴史の必然的方向を示すという見方は
イラク戦争で大きな疑惑にさらされたわけで、普遍的人権が疑いの目で見られてしまうようになったぶん
伝統という言葉の領域が拡大したというのは、やむ得ないことであるといえようねw