>>758補足
じゃあ、何故アンチ科学は保守へ向かわなかったのか?
そこも考えてみるとなかなか面白いよ。
簡単に言っちゃうと、『科学そのものが体制化して、むしろ国家的保守と一体化した』からw
20世紀以降の科学の特徴として非常に重要な概念に『巨大科学』というものがある。
要するに、個人の天才発明家が、屋根裏の実験室で大発明をしちゃうような、そんな牧歌的風景は19世紀までで既に終わっていたってこと。
物理例で言えば、相対論のような大エネルギー、宇宙規模の『マクロ』。
そして、量子論は10^(-34)とかいうスケールの、超ミクロ。
どちらも、個人の実験室では観察さえ難しい。
つまり、大資本のもと、ないしは『国家事業』としてチームが行う科学が主流となったって、そういうこと。
そうなれば、必然、科学及びその成果は国家その下部組織、もしくは大企業の管理下が主となる。
科学が『体制化』したんだよね。
だから、アンチ科学は『保守』よりも『革新』の方に相性が良いw