来韓中のサリバン米国務副長官に要請

 韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官は18日、来韓中のジョン・サリバン米国務副長官と会談し、今年1月下旬から空席になっている駐韓米国大使を早期に任命するよう要請した。

 康長官はこの日、韓米日外務次官協議に出席するためにソウルの外交部庁舎を訪れたサリバン氏と会談し、新しい大使の就任を切に望んでいると伝えた上で「(米国の)国内手続きを完全に尊重するが、手続きが速やかに完了することを期待している」と述べた。これに対しサリバン氏は「私も任命手続きを3回経験しているが、毎回難しくなっている」と応じた。

 オバマ政権当時に任命されたマーク・リッパート前駐韓米国大使は、今年1月のトランプ大統領就任を機に離任した。その後9か月にわたり、マーク・ナッパー駐韓大使代理が大使の役割を代行している。トランプ政権は今年6月、ジョージタウン大学教授で戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏を次期駐韓米国大使に内定した。しかし、チャ氏に対する検証作業が遅れ、依然として公式指名には至っていない。駐韓米国大使は、公式指名後に上院の公聴会を経なければならないため、年内に赴任できるかどうかは不透明だ。

金真明(キム・ジンミョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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