2017年10月20日、韓国メディア・亜洲経済は韓国の美容整形業界で保険適用外の整形手術によるぼったくり行為が横行していると伝えた。

亜洲経済の19日付の記事によると、韓国保健福祉部は18日、「美容整形手術の大半は保険適用外の自由診療。自由診療の手術は種類が多く、その費用は医師自ら決めることができるため、一部の病院で法外な料金を請求する行為が続発している」とコメントした。

昨年4月には、中国籍の患者が韓国で二重まぶた手術を受けた際、現地の医療業界についてよく知らなかったために病院から1億ウォン(約1000万円)の手術費を請求されたことが分かり、物議を醸した。

同部の担当者は「医療業界における不当行為の取り締まり強化は国の基本方針であるが、美容整形手術は一般の手術と性質が異なるため、まずは患者の安全問題についての実情調査プランを検討のうえ、制定する必要がある」と語った。

韓国政府の姿勢に、大韓整形手術外科医師協会は「一部の悪質な医師の行為が、整形医療業界に対する国民の大きな誤解を生んでいる。政府が積極的に調査を実施し、真相を明らかにしてくれることを望む」と歓迎の意向を示した。

業界アナリストは「最近、整形病院の多くが経営危機に見舞われている。これを機に、業界のイメージが改善されることを望む病院も多いのではないか」と指摘しているそうだ。(翻訳・編集/川尻)

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171022/Recordchina_20171022000.html