1980年の光州民主化運動当時、戒厳軍がヘリコプターから無差別発砲したとする疑惑などについて調べる国防部の特別調査委員会は23日、中間調査結果を発表しました。

特別調査委員会は、光州民主化運動当時、戒厳軍がヘリコプターから無差別に発砲したとの疑惑や空軍の戦闘機が出撃待機状態にあったとする疑惑などを調べるため、文在寅大統領の指示で先月11日に発足しました。

特別調査委員会は中間発表で、全斗煥(チョン・ドゥファン)政権下だった1985年と盧泰愚(ノ・テウ)政権下の1988年に政府と軍が光州民主化運動の関連記録を歪曲するために組織的に介入した状況が確認されたとして、軍に不利な記録は組織的に隠蔽または歪曲され、軍の関連記録は信頼できないと指摘しました。

特別調査委員会は、具体的な隠蔽または歪曲については、今後の調査で明らかにするとしています。

一方、光州民主化運動当時に行方不明になった人たちが秘密裏に埋葬されたとする地域の発掘調査が8年ぶりに再開されます。

http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=65521