インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」が24日、8月に続いて再び分裂し、ビットコインに加えて「ビットコインゴールド(BTG)」と呼ばれる新たな仮想通貨を創設するための作業に入った。当初は25日に枝分かれする予定だったが、前倒しとなった。

今回の分裂は、ビットコインの取引記録を管理する香港の事業者らが主導した。特定の装置を持つ事業者が有利に進められていた従来の記録管理を変え、幅広く参加できるようにするのが狙いという。

ビットコインの保有者には原則、同数のBTGが付与される予定だ。大手取引所のビットフライヤーは、顧客の資産保護に問題がないことを確認した場合、11月1日以降にBTGの付与や売買のサービスを始める。

一方、ビットバンクは、当初はBTGを付与しない方針だ。BTGの安全性を確認した場合に改めて付与するかどうかを検討する。

http://www.sankei.com/economy/news/171024/ecn1710240034-n1.html