【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、青瓦台(大統領府)で朝鮮半島周辺4強(米国・中国・日本・ロシア)の大使に信任状を渡した席で、「北の核とミサイル問題が厳しい状況で、核問題の解決や朝鮮半島平和体制の構築、北東アジア全体の平和体制構築のため4カ国との外交が極めて重要な時期」と述べた。

文大統領は「EU(欧州連合)やASEAN(東南アジア諸国連合)などへと外交を多角化しても、4カ国との外交は韓国外交の基本にならざるを得ない」として、各国との外交懸案の解決に努めるよう求めた。

李洙勲(イ・スフン)駐日大使に対しては、「北の核問題を巡る連携と共に、歴史の整理問題、未来志向の関係発展を調和させ外交に発展させなければならない」と強調。

24日に行った安倍晋三首相との電話会談を取り上げ、「李大使の経歴を伝え、両国の関係発展に大きな役割を果たすという期待の中で派遣すると紹介したところ、安倍首相も期待が大きいと話した」と明らかにした。

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文大統領(中央)と大使ら。左端が李駐日大使=25日、ソウル(聯合ニュース)