「トングで舌引っ張る」「栓抜きで指へし折る」

軍の休養施設で勤務する兵士らに対し、トング・ハサミ・野球のバットなどを使っていじめ行為をした疑いで、現役海兵隊副士官に対して拘束令状が申請された。

これは、あるインターネット・メディアが25日、海兵隊司令部運営の休養施設に勤務する兵士たちから「暴行・いじめ行為被害供述書」を入手、兵士たちが受けたいじめ行為を詳しく伝えたものだ。

海兵隊などによると、今年初めこの休養施設の施設官に赴任した中士(軍曹に相当)は、管理兵6人に対して「鍋のトングで舌を引っ張る」「栓抜きを指にはめてへし折る」「野球のバットでたたく」「口と耳にハサミを当てて『切る』と言って脅す」などのいじめ行為をした疑いが持たれている。

この休養施設には幹部や兵士など20人が勤務しており、管理兵はフロント案内・レストランでの配膳(はいぜん)・施設管理などをしていた。

ところが、海兵隊司令部監察室は今年8月、全部隊を対象に特別部隊診断をした際、この休養施設でのいじめ行為を把握していながら、真相究明をしていなかったことが確認された。今回の報道機関の取材により、海兵隊司令部は憲兵隊を21日に投入、正式調査に着手した。

海兵隊関係者は「今月24日から海兵隊が運営する福祉施設5カ所など、全部隊を対象に『同時精密部隊診断』を行っているところだ」と説明した。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/27/2017102700894.html