【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は2日の定例会見で、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備を巡って悪化していた中国との関係を改善させることで両国が合意したことについて、裏合意があったとの疑念が指摘されていることに関し、「発表した内容をそのまま理解してもらいたい」として、「裏合意はなかった」と明らかにした。

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魯報道官(資料写真)=(聯合ニュース)

また、韓国がTHAADの追加配備や米ミサイル防衛(MD)への参加、韓米日軍事同盟を推進しないことを中国に約束したと同国メディアが報じていることについては、「韓国の安保主権を制約する内容は協議の対象ではないことを一貫して明確にした」として、「韓国政府がこれまで対内外的に表明してきた立場をあらためて説明したもの」と強調した。

 中国外務省が韓国が「約束」したと表明したことに抗議する計画があるかどうかに関しては、「約束という表現を使ったことについて中国側に問題を提起した」として、「その後、その表現は『(韓国が)立場を表明』に変わったと承知している」と述べた。

 THAADの追加配備や米ミサイル防衛(MD)への参加、韓米日軍事同盟に関する政策が転換される可能性に関しては、「この席で答えることは適切ではない」として回答を避けた。


2017-11-02 16:00 聯合ニュース
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