憲法の公布から71年となった3日、護憲派の市民団体が国会周辺で開いた集会には多くの市民が参加し、「改憲反対」とシュプレヒコールを繰り返した。正門を中心に約4万人(主催者発表)が歩道を埋め、「憲法守り生かせ!」などと記した紙を手に、安倍晋三首相が目指す改憲を食い止めようと声を張り上げた。

 衆院選では「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2の議席を維持し、憲法改正が現実味を帯びる。小学5年の孫(10)と参加した埼玉県上尾市の無職守山猛さん(74)は「戦争が身近になっている。大勢の人が反対する雰囲気を見て、何か伝われば」と語った。


2017/11/3 18:48©一般社団法人共同通信社
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国会前で開かれた集会で、憲法改正に反対し声を上げる参加者=3日午後