レコードチャイナ 2017年11月18日 13時40分 (2017年11月18日 13時53分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171118/Recordchina_20171118015.html

2017年11月15日、韓国・イーデイリーは、韓国の国民食とも言えるキムチについて、その漬け方を知らない世帯が相当数に上ると報じた。

韓国文化財庁は15日、「キムチ漬け」を国の無形文化財に指定した。2013年、韓国の「キムジャン(冬の間に食べるキムチを一度に漬け込むこと)文化」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に指定されたことを受けての措置という。しかし、近所の人が集まり大量の白菜を積み上げキムチを漬ける様子は、かつてのようには見られなくなっている。

世界キムチ研究所が10月に発表した「キムチ産業の動向」によると、キムチの漬け方を知る人が一人もいない世帯が今年は昨年に比べ8ポイント増加し42.7%に、またキムチを漬けずに買って食べるという世帯の割合は30.2%に上った。

さらに主婦1175人を対象に「今年のキムチ計画」を聞いたところ、回答者の半数以上となる55%が「今年はキムジャンを計画していない」と答えたという。

世界キムチ研究所は「1人世帯が増加し、キムチを直接漬ける文化が徐々に減っている」とし、「このような傾向は今後も進み続けるものとみられる」と展望した。

一方で、中国からの輸入キムチの量は大幅に増加している。農水産食品流通公社の報告書「キムチの輸出入と貿易収支の現況」によると、韓国のキムチの輸入額は12年の1億1084万ドル(約125億5000万円)から昨年は1億2149万ドル(約137億6000万円)と9.6%増加した。輸入キムチはすべて中国産だ。

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