産経ニュース2017.12.4 19:38更新
http://www.sankei.com/world/news/171204/wor1712040055-n1.html

警察庁は4日、内外の治安情勢を分析した平成29年版「治安の回顧と展望」を公表した。

北朝鮮について、核や弾道ミサイル開発に関する金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の《(核兵器開発は)終着点にほとんど近づいたのだから、全国家的な力を尽くして完成を見届けるべきだ》との発言を引用。

「わが国の安全に対する、より重大かつ差し迫った新たな段階の脅威であり、地域および国際社会の平和と安全を著しく損なうもの」として極めて強い危機感を示した。

 朝鮮半島をめぐる軍事動向について、9月にトランプ米大統領が国連総会で《米国が自国や同盟国の防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊するしか選択肢がなくなる》と演説したことに触れ、北朝鮮が対決姿勢を強めて緊張が高まっている、と指摘した。

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