【平壌12月4日発朝鮮中央通信】朝鮮に対する米国の「テロ支援国」再指定劇が内外の嘲笑(ちょうしょう)の種となっている。

FOXニュース、「ニューヨーク・ポスト」紙、「ウォールストリート・ジャーナル」紙をはじめ米国のメディアと西側のマスメディアは、北朝鮮に対する「テロ支援国」再指定は論理から脱線したことであるとし、核兵器とミサイルの開発が「テロ支援国」指定条件となるなら、米国を含んで核兵器とミサイルを開発している全ての国が全部テロ支援国と見なされなければならないと評した。

はては、米行政府の官吏と対朝鮮専門家の間でも「北朝鮮をテロ支援国に指定する合法的基準がない」と疑問を表している。

一方、フランスのインターネット・ホームページには「テロを支援する国家があるなら、それは米国だ」「米国がまた、うそをついている」「この世で一番の罪多き国が警察の役を演じようとしている」など、米国とトランプを非難し、揶揄(やゆ)する文が爆発的に掲載されて耳目を引いた。

国際社会が公認するように、米国は世界最大のテロ支援国、国際テロの総本山である。

人類史を見ると、アメリカ大陸に初の足を踏み入れた時からテロと殺りくによって肥えてきたのがまさに、米国である。

米国が意のままに貼り付けたり、削除したりする「テロ支援国」のレッテルは、アメリカ式強権の道具にすぎない。

1979年から、自国に従順でない国々に「テロ支援国」のレッテルを貼り付けている米国は、自国の圧力に屈したイラクとリビアをリストから削除する劇を演じ、わが国に対しても1988年に貼り付けたレッテルを2008年10月に削除したことがある。

あらゆるテロの元凶である米国が自国内でのテロも防げない分際で、「国際テロ裁判官」にでもなるかのように他の主権国家に「テロ支援国」のレッテルを貼り付けたり、削除したりすること自体が理に合わず、世界の平和と安全に対する愚弄である。

米国の「テロ支援国」指定劇は自国に屈従しない自主的な国々を「悪魔化」して孤立、圧殺するための国際テロの最も凶悪な手口として、世界の平和と安定を願う人類の念願を冒とくする極悪非道な反人倫的蛮行である。

米国が働いているテロ犯罪の最大の被害国は、朝鮮である。

朝鮮に対する「テロ支援国」再指定騒動は、最大規模の軍事的恐喝、制裁・圧迫騒動と並行されて複合的な様相を帯びて繰り広げられている全方位的国家テロの一環である。

米国は今回、われわれを「テロ支援国」に再指定することによって、手段と方法の限りを尽くしてわれわれの思想と体制を圧殺しようとするということを世界の前に公然とさらけ出した。

特等テロ犯罪者の帽子をかぶって、かえって「反テロ」のほらを吹いている米国の醜態は世人のさらなる非難と嘲笑を招くだけである。

いかなる制裁も、強権も領袖の周りに一心団結したわが人民の偉大な力の前では絶対に通じない。

米国が対朝鮮圧殺騒動に狂奔するほど、白昼強盗、ごろつきの群れと最後の決算をするというわが人民の意志は強くなっている。−−−

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