韓日2千年の交流を記憶する四国、平昌使節団に喝采

観光公社、松山で「韓国再発見」イベント
直航路11月に復活...江原道 - 全羅南道に似ている場所
キム・グァンソクの曲に喝采、直島アートツアーが有名

香川県の直島芸術村が韓国によく知られているだけで、日本の四国地域の真の姿を現代の韓国人は十分には知らない。

三国時代の先進文物を日本に伝えた経路、朝鮮通信使が日本の古都、京都に進入していた海路、瀬戸内海の南にある島地域で豊かでゆとりのあるところである。四国の北には広島があり、北東に大阪、京都、奈良、神戸がある。

瀬戸内海の向かいの広島がそうであるように、四国は生態親和的自然哲学を信奉する安貧楽道型住民が多い。あえて比べると、韓国の江原道と全羅南道を合わせた雰囲気といったところだろうか。

http://res.heraldm.com/content/image/2017/12/04/20171204000497_0.jpg
日本の四国地方松山市で開かれた「韓国再発見」イベントで、住民が平昌オリンピックのマスコットと交わって遊んでいる。

四国の「長女」格である愛媛県に地域最大の都市、松山がある。温暖な気候で天災も少ない場所であるだけに、人々は素朴で情厚く悠々自適な品性を持っていると、そこを訪問した旅行者たちは口をそろえる。

香川県にはアートツーリズムで有名な直島がある。韓国の李禹煥作家がこの場所を芸術の島にする一軸となっている。住み易い所だと多くの人々が集まって、お互い苛まれながら生きていくその姿が、日本という国全体の姿を一目で示している所だとして、「日本の縮図」と呼ばれる。

http://res.heraldm.com/content/image/2017/12/04/20171204000507_0.jpg
直島彫刻

商工業と農水産業がバランスよく発達したここの住民は、賢明だが欲がない。そんな四国が韓国とさらに近づくことになった。

韓国観光公社(社長チョン・チャンス、以下公社)は1日、日本の四国最大の都市である愛媛県松山市で「韓国再発見の時間」がテーマの交流行事を開いたと5日、明らかにした。瀬戸内海は韓日交流の象徴のような海の道だから、海に面した松山人も韓国に古くから親近感を持っていたのだ。

愛媛県の松山市は、韓国の直行便が無くなったが、今年11月に復活(済州航空、仁川 - 松山/週3回)した地域である。

http://res.heraldm.com/content/image/2017/12/04/20171204000505_0.jpg
松山道後温泉

観光公社は今回のイベントで平昌冬季オリンピックを70日後に控え、平昌五輪と素朴な江原道の人情、観光資源を集中的に広報して、スキージャンプVR体験など、オリンピックを事前に体験できる多彩なプログラムも披露した。

最近の公演ツーリズムとして脚光を浴びている、大学路ミュージカルの「あなただけ」の公演も披露した。ある夫婦の人生の物語を描いたストーリーと歌手キム・グァンソク、奇跡などの名曲が一緒になった公演は、600余りの客席を埋め尽くした観客から大きな反響を得た。韓国と情緒がそれほど異なる理由がないところである。

イベントに参加した西山さん(45・男)は、「韓国を二度訪れて、明洞と景福宮を中心に観光した。日本と最も近い所で冬季オリンピックが開催されるだけに、今度はオリンピックを体験してみたい」と感想を述べた。

また、寺町さん(26・女)は「韓国のミュージカル公演を初めて見たのですが、俳優たちの演技力と歌がとても優れている。また、日本語字幕があってストーリーもよく把握することができた。韓国に行ってフルバージョンで公演をぜひ見てみたい」と話した。

韓国観光公社大阪支社のイ・ビョンチャン支社長は「松山韓国直行便の新規就航を機に、四国などの日本人訪韓を増やすように、さまざまな方法で精神的な交感を成し遂げていく」と語った。

ソース:ヘラルド経済 2017-12-04 11:11(韓国語)
http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20171204000429