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今から100年前、明治政府の神社合祀政策に反対し、鎮守の森を守ろうとした博物学者がいた。知の巨人といわれる南方熊楠である。自然保護運動の草分けの苦悩をたどる。

今から100年前、熊野の森を守れと、敢然と立ち上がったひとりの博物学者がいた。南方熊楠である。彼は、若いころ渡英し、科学雑誌「ネイチャー」に次々に論考を発表するなど明治日本が生んだ“知の巨人”である。

帰国した熊楠は、明治政府の神社合祀政策に反対し、鎮守の森を守ろうとする。困難を極めた彼の運動は、民俗学者柳田國男らの応援によって、しだいに全国に輪を広げていく。南方熊楠の苦悩と決断をたどる。
http://www4.nhk.or.jp/heroes/x/2017-03-23/10/1819/2473102/