疑問なんだが、ID:j1kjRmykの思っている真の神道ってのは
なんなんだろうな??

明治の国家神道で整理される前の神仏習合の神道も、
その後に国家神道から分かれた神社庁の神社神道も、
皇室祭祀の本流である伯家神道も、皇室祭祀の実権を
握っていた吉田神道も、教派神道も、国学者の提唱した
復古神道も、

じぇーんぶ真の神道ではないと??
改変された神道、新興宗教である神道、だから価値がないと。

そもそもこいつの言う「改変されていない神道」なんてものは、
あったのか??

最古の神社である奈良は桜井の「大神大社」は、
三輪山が御神体だが、その三輪山は縄文時代から信仰の対象
だったことが知られてるが、その当時の祭祀と大神大社として
成立した時代の祭祀とが同じ形態なわけがなく、一つの形に
なるまで何度も形態を変えている。

また、初期大和朝廷かそれ以前の各地の豪族にはそれぞれに
信仰の対象があったが、権力争いに敗れた豪族の対象は、
消えゆくか一言主のように隅に追いやられるかしたもの、
雑密と結びついて修験道になったものもある。

聖典とされる記紀成立以前の各神社に伝承されている古史古伝と、
記紀の記述が違っていることから、この時点で国家による神道の
再編があったことが分かっているし、

その記紀も国産み神話が中華の宇宙創世譚の焼き直しで、
道家思想の影響を受けていることが見て取れる。

このように、神道は少なくとも2000年以上前から時代に合わせて
改変されたり、他の思想からの影響をうけたりして、
ここまで来ている。

それの何が問題なんだ???