日本から派遣された警官は、朝鮮総督府の要人警護、そしてその家族の住む日本人居留地の警護。
当時も一部の反日エベンキのテロがあったから、そこをエベンキの警官には任せられない。
朝鮮総督府で働く日本人の人材は、日本でも貴重な人間も多かったから。

あと、一般のエベンキの警官の指導と教育。
それまでエベンキには近代警察のシステムが無かったから、日本から指導係として警官が派遣された。

町中の下っ端の警官は、現地採用のエベンキ。
そうでないと日本の警官ではエベンキ語はわからんから、道案内すらできない。地理もわからんし。
だから町の交番は現地採用のエベンキの警官。

そういうエベンキ警官のうち不良警官が、エベンキ娘を騙してエベンキ女衒に売って、小遣い稼ぎしてた。
日本式警官の制服の信用を悪用して、日本人のふりして同胞のエベンキ娘を騙した。

交番から街を歩く娘に狙いを定めて、
「ちょっとそこ行く娘さん! ウリは日本の警官ニダが、日本で稼げる仕事があるニダよ?」って声をかけた。