明「宣祖修正実録」
「天兵(明兵)短剣騎馬にして(倭軍のような優秀な)火器なく、
道険しく、泥深くして馳テイ(走る・動く)能はず。
方や、賊(日本軍)は長刀を奮ひて左右に難なく突闘し鋭鋒敵なし。」

明「懲秘録」
賊(日本軍)は歩兵で、打ち振る刀は、三、四尺におよび、鋭利無比のものであった。
賊はその鋭い刀を左右にはげしく打ちふるい、人馬の区別なく斬り伏せた。
賊(日本軍)のその勢いには抗すべき道は全くなかった。

チョン公は犬扱い

「(明軍が)我が軍(朝鮮軍)を駆り出し、
城中(平壌城)に在るを得ざらしむ。
李イツ(朝鮮の武将)の軍は、すなわち唐将一人あり、
軍士4人を率いて、進退を監制す。
しかも既に訳官無く、語言相通ずるを得ず。
進退の際、少しく其の意に違えば、
たちまち剣背を以て殴打し、意に任するを得ざらしむ。
故に我が軍凡そ獲る所あるも、亦た奪わるるところと為る。」