>日本が心からの謝罪と反省を表明し、これを証明する事業が行われたときにのみ、
>慰安婦問題の最終的かつ不可逆的解決が可能であるために合意した。

真っ赤な嘘である。
合意文書の本文にはこうなっている。
「日本政府が上記(1)、(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で、今回の発表により、日本政府と共に、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。」
「証明する事業が行われたとき」ではなく「今回の発表」つまり合意時点で「最終的かつ不可逆的に解決」が既に確認しているのが、明言された合意内容であり国際法上の信用案件なのだ。

で、その「前提」としての「上記(1)、(2)」の内容はといえば
(1)「心からおわびと反省の気持ちを表明する」
で、それが「心からのもの」であると定義するのが元慰安婦であると、どこにも書かれていない。「慰安婦中心主義」などの文言すらどこにも無い。
なのでそれを判断する基準は「気持ちの表明」の行為者自身しか有り得ないし、人間の精神的主体という客観事実からも当然の前提だ。
そもそも政治的争いの一方の先頭である挺対協が「相手の内面」に対して客観的判断が出来ない慰安婦が和解の調停主体になり得ないのは法理として明白。
(2)「心の傷を癒す措置を講じる」
どこにも「証明」などと書いていない。しかもその具体的内容として「日本政府の予算により、全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒す措置を講じる」と明記されているので、10億円の基金の拠出でこれは満たされた事は明白。

韓国政府はあからさまな嘘をついてまで国際法上の外交的信用を踏み躙り、合意破棄を正当化しようとしている。
こんな国にどんな配慮も不用であり有害である。