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 新暦の年末年始、そして、中国人にとって真の正月と言える春節の時期と、中国では冬の旅行シーズンの書き入れ時を迎えている。しかし、中国国内の観光地のサービスレベルは、まだまだ発展途上と言わざるをえない。その最たる問題が「ぼったくり」である。中国メディア・東方網は11日、「東北に行けば騙され、三亜に行けばぼったくられる やはり日本に行ったほうが良い」とする記事を掲載した。

 記事は、黒龍江省牡丹江市にある冬の有名観光スポット「雪郷」で、宿泊代や食事代などの各種サービスで法外な値段を請求する事例が後を絶たず、ついにこのほど当局が商業者に対して罰金処分を下したと紹介。一方で、5万9000元(約101万円)という罰金額はあまりにも軽すぎるとの声がネット上で噴出していると伝えた。

 そのうえで「多くの人が、もともと計画していた東北の雪遊び旅行をやめて、海南島の三亜に遊びに行ったことだろう。各地が極寒の冬を迎える中で、三亜は非常に温暖な気候だからだ」とした。しかし、記事によれば三亜に行ったとしても結局、「雪郷」に行くのと大して変わらない仕打ちを受けるという。

 記事は「海に面した都市でありながら、三亜の海産物はちっとも安くない。超高額の海鮮料理を食べさせられたという観光客がたくさんいるのだ。今では、三亜でシーフードを食べてはいけないというのが常識にさえなっている。みんなシーフードを食べて破産することを恐れるからだ」とした。

 そして、北に行っても地獄、南に行っても地獄という中国の観光地のぼったくり状況について、多くのネットユーザーからは「もう旅行するなら国外しかない。中国には本当にぼったくり観光地が多すぎる」との声が出ていると紹介した。