平昌(ピョンチャン)オリンピックにあわせて公演を行う、北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の
玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長ら7人が、21日に韓国入りし、公演会場を事前調査した。

黒い毛皮のマフラーに黒のコート姿で韓国入りした玄松月団長は、行く先々で、多くの報道陣に囲まれたが、時折笑みを浮かべる余裕も見せた。

コートのボタンに宝石、ブーツには金色の装飾
調査団はオリンピックの競技会場がある韓国東部の江陵(カンヌン)市で、会場の候補である体育館や文化施設を視察した。

聯合ニュースは、玄団長のファッションについて、「コートのボタンには宝石が光り、ブーツにも金色の装飾が入っていて、
洗練されている」などと詳細に報じ、複数のニュース専門チャンネルも、昼食で「カルビチム」という料理を食べたなどと報じるなど、報道が過熱している。

韓国の保守系メディアは、「オリンピックが、北朝鮮の宣伝に利用される」と警戒感を示していたが、
北朝鮮が話題を独占しているようにも見える。

一方、北朝鮮は、南北合同練習が行われる北朝鮮のスキー場と、合同の文化行事が開催される
金剛山(クムガンサン)地域への韓国の事前調査団を23日から受け入れると正式表明し、
選手団や応援団に関する調査団も25日から韓国に派遣すると表明した。

大会開幕に向けた調整が、急ピッチで進んでいる。

南北合同チーム…「韓国選手の出場機会が減る」などと批判
しかし、アイスホッケー女子の南北合同チーム結成について、「韓国選手の出場機会が減る」などと批判が高まっていることに対して、
韓国大統領府は21日、「北朝鮮の参加で、朝鮮半島の緊張緩和の糸口ができた」とコメントを発表し、批判する韓国メディアと野党議員に対し、
「力を結集してください」と呼びかけた。

ホウドウキョク
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