【平壌1月23日発朝鮮中央通信】朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは23日、次のような談話を発表した。

われわれの誠意のある努力によって北南関係改善の突破口が開かれ、和解の薫風が吹いていることに対して全同胞と全世界が熱烈に歓迎している。

しかし、このような北南関係改善の流れに水を差し、民族の大事を台無しにしようとするかいらい保守一味の妄動が度を過ぎて内外を驚愕(きょうがく)させている。

22日、ソウルの中心で白昼に繰り広げられた特大型の挑発行為は、北南関係の改善と統一へ向かう民族史の流れに挑戦した逆賊一味の妄動がどの域に至ったのかを赤裸々に見せた。

同日、われわれの芸術団派遣のための現地視察代表団のソウル到着とタイミングを合わせてソウル駅前の広場に押し寄せた「大韓愛国党」のやからは、われわれのオリンピック参加を悪らつに謗る記者会見を開いて乱暴を働き始めた。

このやからは、「平昌オリンピックが北の体制を宣伝し、北の核を既定事実化する平壌オリンピックに変わっている」「北の応援団派遣と馬息嶺スキー場共同訓練は江原道民と平昌住民の汗と努力を水泡に帰させようとする意図」だと青筋を立てたあげく、あえてわれわれの最高の尊厳の象徴である肖像画と共和国旗を燃やしてしまう天人共に激怒する蛮行まではばかることなく働いた。

これは、北南関係改善のために傾けているわれわれの誠意と努力に対する我慢できない愚弄であり、オリンピックを北南対決場につくろうとする故意の政治的挑発として、千秋に許せない特大型の犯罪行為である。

今大会の成功裏の開催のために誠意の限りを尽くしている同族に謝意は表せなくても、あらゆる誹謗・中傷をこととしたあげく、わが代表団の面前で想像もできない歯ぎしりする妄動を振るったのだから、保守悪党こそ人間であることを諦めた醜悪なごろつきの群れでなくて何と言えるだろうか。

李明博、朴槿恵がくれる餌を食べながらあらゆる反逆行為をこととして歴史の峻厳な裁きを受けてドブに押し込まれた保守一味が、再び頭をもたげて特大型の挑発妄動を振るっているのは民族の羞恥、恥さらしだと言わざるを得ない。

一握りもならないこのような人間のくずのため、オリンピックを民族共通の慶事として執り行おうとするわれわれの努力と全同胞の念願が愚弄され、今大会の前途に暗雲が垂れ込めているのは実に、慨嘆すべきことである。

同族に対する初歩的な礼儀と道徳はおろか、人間の体裁を完全に喪失した人間廃物、生かしておくと民族に害悪だけを及ぼす歴史の汚物がまさに、かいらい保守一味である。

今回の事態に接した南朝鮮の各階層が保守悪党らの妄動は北南関係において新たな陣痛を予告させるとし、ゴミがこれ以上悪臭を漂わさないように早急に埋葬しなければならないと声を高めているのはあまりにも当然である。

さらに問題視せざるを得ないのは、このような重大な政治的挑発妄動が公然と強行されるように放任しておいた南朝鮮当局の対処である。

オリンピックが北南間の信頼と和解を図る場になることを心から願ったため、われわれは南朝鮮当局が同族間の不信と対決をあおり立て、相手を刺激する一切の行為が発生しないように自分のなすべきことをするように聞き分けるほど忠告も与え、警告もした。

しかし、南朝鮮当局が保守一味の対決乱暴が無分別に強行されている実情をはっきり見ながらも、「表現の自由」をうんぬんして「自制することを頼む」だの、何のと恩着せがましく振る舞い、生ける屍らの顔色をうかがってあいまいに行動しているのだから、事態が収拾されるはずがなく、より険悪に広がっている。

これは、保守一味がいっそう意気揚々となってのさばるように助長させる犯罪行為と異なるものがない。

天も恐れず強行したかいらい保守一味の犯罪的妄動は今、わが人民を恐ろしく激怒させている。



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