2018年1月22日、環球時報(電子版)によると、NHKが21日夜、第二次世界大戦中に旧日本軍が中国で行った人体実験を追ったドキュメンタリー番組「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」について、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)副報道局長は22日の定例記者会見で、「日本国内の有識者が勇気を持って歴史の真実を明らかにしたことを称賛する」と述べた。

華副局長は「われわれは旧日本軍が戦時中、中国で細菌戦の展開を指示したことを知っており、歴史的に動かしがたい史実だ。否定は許されない。われわれは日本側が国内外の声に真摯に耳を傾け、正確な知識を持ち、日本の軍国主義者による侵略の歴史を深く反省することを希望する。中国やアジアの被害者たちの心情を尊重してほしい」と述べた。

同番組では、旧日本軍の研究機関・関東軍防疫給水部本部(通称731部隊)が細菌戦に使う生物兵器の研究・開発のため人体実験を行い、約3000人の中国人らが犠牲になった史実を追った。1949年のハバロフスク裁判の音声記録や、数百件の文書、元隊員の家族へのインタビューなどから、731部隊の実態に迫った。(翻訳・編集/大宮)

http://www.recordchina.co.jp/b560791-s0-c10.html