午前10時10分の陸上自衛隊への派遣要請は実際には、事態の深刻さを正確に判断した兵庫県の
防災担当、野口課長補佐でした。野口課長補佐はその後、神戸の兵庫県庁から淡路島の県民
局企画調整部に転出しましたが、これは野口課長補佐の独断をとがめた県による左遷といわれる。


午前10時04分 村山総理 沖縄基地縮小問題でしっかり協議するようにと指示。震災についての指示なし。
午前10時10分 兵庫県防災担当の野口課長補佐による陸上自衛隊への派遣要請

午前11時00分 村山総理 村山総理、「二十一世紀地球環境懇話会」出席。
        「環境問題は国政の最重要課題の一つとして全力で取り組んで
         いく」と発言。
正午12時00分 新党さきがけの高見裕一、現地から官邸に電話。
        自衛隊増員要請するも、村山「高見は大げさだ」と発言


午後7時50分 兵庫県知事の貝原俊民による海上自衛隊への災害派遣要請
午後9時00分 兵庫県知事貝原俊民による、航空自衛隊への災害派遣要請

その後、初動対応を批判された村山は、
「なにぶん初めてのことでございますし 、早朝のことでもございますから・・・」
「政府の対応は最善だった」と弁明、後に発言撤回