http://www.recordchina.co.jp/b566177-s0-c50.html

2018年2月4日、韓国・京郷新聞によると、平昌五輪のボランティアスタッフが劣悪な待遇の改善を訴えていることが分かった。

記事によると、3日午後の平昌五輪開会式のリハーサルに投入されたボランティアスタッフ約60人が輸送問題に反発して一時、ボイコットを宣言した。その後、平昌五輪組織委員会の説得により撤回し、リハーサルは通常通り行われたという。

スタッフは「極寒の中で約1時間もバスを待たなければならなかった」と主張し、組織委員会に対策と輸送担当者の謝罪を求めた。組織委員会は「ボランティアスタッフと話し合いを通じて問題を解決することにした」とし、「車両運営部長が5日に謝罪に訪れる」と明らかにした。

これに先立ち、一部のボランティアスタッフはSNSで「宿泊施設では温水が出ない上、洗濯機が少ないため生活が不便」と不満を漏らしていた。ボランティアをやめる人も続出しているという。組織委員会は「五輪開催地域の宿泊施設が不足し、ボランティアスタッフの業務と生活に不便が生じているのは事実」とし、「大会成功に向け努力するスタッフのため、宿泊・輸送・食事における環境をできるだけ改善する」と約束した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「韓国のアマチュア政府は何一つまともにできない」「いっそボイコットしてほしい。そうすれば政府が心から反省する」「今の韓国政府は『北朝鮮市民優先』をモットーにしているから」「未熟な大会運営がもたらした結果」など韓国政府に対する批判の声が多く寄せられている。

また「履歴書に書く一文のために耐えているのだろうけど、つらかったら帰っておいで。そこはとても危険だ」とスタッフを気遣う声や、「そんなに過酷なら給料を支払うべきでは?」と主張する声も。

一方、一部からは「ボイコットをするなんて責任感がなさ過ぎる。寒くてつらいのは分かるけど、待遇を期待してする仕事はボランティアとはいえない」「ボランティアとしての活動ができないほどではない。軍隊はもっと過酷だよ」などと指摘する声も上がっている。