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三浦瑠麗さんの「ワイドナショー」での発言に端を発する「工作員問題」。これに対する古谷経衡氏の反論が、
放送から2日後にアップされ、一時はyahooトップにまで掲載されていました。

この記事に対してツイッター上ではすでに多くの方からの批判的指摘が飛んでおり、またアゴラでも新田編集長が指摘されていますが、
古谷氏の記事には明白な事実誤認があるので、きちんと指摘する必要があるのではないかと思います。

A公安調査庁と警察の公安部は別物
もう一つ、古谷氏の文章で問題があるのは、公安調査庁と警察の公安部門の混同です。
当該記事で公安調査庁が発表した「内外情勢の回顧と展望」を引き、そこに「スリーパー(あるいは工作員)の文字がない」として
三浦氏の言及を「妄想」としていますが、記事中で公安調査庁は「公安当局」と変化し、さらに「我が公安警察」となり、
最後は「我が公安や警察」となっています。

古谷氏の認識は定かではありませんが、公安調査庁の文書を引き、『警察白書』を引かずにいることから、
公安調査庁と警察の公安部門が別の組織であることを知らないか混同しているのではないかと思います。

地名を挙げたのがダメだ、差別だという文脈で言うならば、三浦氏が挙げてもいない「あいりん地区」「鶴橋」「生野区」などさらに
具体的な地名を挙げて「今は大丈夫だけど過去はやばかった」的な記述をしてしまった古谷氏の方が非難されるべきなのでは
ないかと思わなくもありません。それに工作員は必ずしも在日外国人や外国出身者に限らないのです。