前回の朝鮮戦争時の南鮮密入国難民に対する国会議事録抜粋

1955年 衆議院会議録情報 第022回国会
法務委員会 第23号より

★小泉政府委員 
最近においては、子供だけ三十人くらいの団体を連れて密航をして、大人だけは完全に逃げてしまっている、がんぜない子供だけがつかまっておるというような事実もありまして、この取扱いには非常に係の者も苦慮いたしておるようでございます。
60万人と推計をせられる朝鮮人のうち、日本から母国に帰りたいという者は一人もいないといっても大した言い過ぎではない。
一方向からは、入れれば、それこそ手段方法を選ばず、命がけでも密航をして、方法さえつけば怒濤のごとくどんどん入ってくる。
そしてこちらから強制送還をしようといたしましても、韓国の政府がこれを容易に受け付けない。
不法入国であろうが何であろうが、返すことができないで、大村収容所にはますます人員がふえていく。
それをみな国費で、国民の血税で養ってやらなければならない、その取扱いについても、きわめて懇切丁寧にしなければ、人権蹂躙というような問題まで起きてくる。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/022/0488/02206180488023a.html