http://www.sankei.com/smp/photo/story/news/180214/sty1802140018-s.html

2018.2.14 20:43
 韓国政府は14日、平昌冬季五輪参加に関連して韓国入りした北朝鮮の芸術団や応援団の滞在費用などとして、約28億6千万ウォン(約2億8500万円)の支出を決定した。北朝鮮への便宜供与は国連安全保障理事会の制裁決議に抵触する可能性があるが、韓国政府は違反には当たらないとしている。

 内訳は宿泊や食事代約12億ウォン、競技場への入場券代約10億ウォンなど。北朝鮮が選手団や応援団を派遣した2002年の釜山アジア大会の際は約13億5千万ウォンだった。
 韓国統一省は「応援団の人数が選手団の約5倍で、入場券代がかさんだため」と説明。実際にかかった費用は確定しておらず、最終的な支出額は変動するという。

 金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長ら高官代表団の滞在費用や、公演会場を事前視察した芸術団の先発隊などの費用約2700万ウォンは別途支出する。韓国政府は、北朝鮮代表団が利用する宿泊施設などに韓国側が直接支払えば、制裁違反ではないとの立場だ。(共同)

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